50歳になって思うこと。

2014-12-07

こんばんは。   いやーほんと、寒くなってきましたねー。   インフル、気をつけたいところであります。     先ほど演奏から帰ってきました。今日は倉敷市内の個人病院の忘年会での演奏の依頼をいただきました。   口コミが続くことで、演奏の依頼をいただき、おかげで生活していけてます。だから、私の演奏や歌などを共有してくださるみなさんに、本当に感謝であります。     最近は、加齢による視力の衰えや、疲労の回復の遅さや、原因不明の筋肉痛や・・・いろいろ感じておりますが、ここのところ一番ショックなのは、パソコンのキーを打つ時に、私はローマ字打ちなのですが、 子音をおして母音を押すのが、ときどき逆になって、文章がへんてこりんになってしまい、何度もやり直すことが起きております。   加齢は、嫌なことばかりなのか・・・と思いきや、いいことも起きております。それは自分の演奏や歌の表現力の幅が広がっていることであります。   40歳代までは、鍛錬した技術で、音楽を表現しようとしていましたが、最近はそんなことをあまり考えなくなってきました。   それよりも、その音楽から受ける自分の感情の赴くままに、表現しているように思います。じゃないと楽しくないようになりました。わがままになってきたのか・・・でもその方が「自分を解放している」ように感じられて、 以前よりも、演奏している時に、気持ちがいいのであります。   だから、時として感情がすごく深いところに入ってしまうと、演奏中に涙がこぼれてしまうのであります。   知ってる人は、知ってる話なのですが・・・ 少し前に、うたごえ喫茶で、みんなで「コスモス」を歌った時に、広島の土石流災害で亡くなった、新婚の奥さんのことを突然思い出してしまい、不覚にも涙ボロボロ、そのうえに歌った後のトークが出来なくなるということがありました。その時は、合い方に迷惑をかけました。「おれは一体どうなってしまったんだ?」と自分でもびっくりしました。   感情を揺さぶられる曲を歌ったり、演奏したりすると、感情が深いところに落ちそうになることが、ここのところ頻繁に起きております。先日カフェで行ったコンサートの夜の部では、自分で作った詩の曲を歌って、吹いたら、もう涙ぼろぼろ・・・でも、もううろたえることはありませんでした。「私って、今、そういう人なんだ。」と、自分を受け入れることにしました。すると、自然と丁寧に、演奏に集中できるようになりました。   年をとるって、体の変化もありますが、心の変化もあるんだなということを、最近、身をもって知ることができました。そんな自分を大切に、そしてそんな自分と仲良くしながら、これからもやっていけたらいいと思います。