2006年10月20日

パンフルートと私の関係

以前、五年間ほど大阪でカヌーのインストラクターを、職業としていました。数年前、故郷の岡山に戻って、この地でアウトドア・アクティビティのプランナーを目指して、県内各地でフィールド・リサーチを重ねていました。そんなある日のこと、吉井川をカヌーで下りながらフィールド・リサーチしていると、河川敷にうっそうとはえ茂った竹の群生をあちらこちらに見つけることが出来ました。近年、全国的に厄介者扱いされてしまっている竹を有効活用できないものかと思考錯誤の末、試作したのが「パンフルート」だったのです。その思いのほか素敵な音色に魅了され、「この音をみんなに聞いてもらいたい」という思いから、ボランティア演奏活動を始めました。
 
デイサービスやグループホーム等々、今は主に介護施設を中心にパンフルートの演奏活動をさせてもらっています。施設利用者の方々は高齢の人が多いので、ナツメロや童謡・唱歌をレパートリーの柱として演奏しています。持参のラジカセの伴奏に合わせたり、施設のスタッフの方のピアノ演奏に合わせたり、時には伴奏なしで「パンフルートの独奏」も行ったりして懐かしい曲をできるだけたくさん演奏するようにしています。一時間前後のステージで、半分は演奏で半分は「おしゃべり」といった、リラックスした雰囲気で楽しんでもらっています。演奏ばかりでも飽きてしまわれるので、歌詞カードを用意してもらい、それぞれの歌の一番はみなさんと一緒に私も歌っています。「川の流れのように」「知床旅情」「瀬戸の花嫁」「朧月夜」…みなさんの好きな曲ばかりなので、ステージはいつのまにか大合唱大会に変わってしまうこともよくあります。そんな時のみなさんの顔はとてもはつらつとされています。
 また、寝たきりのため演奏や余興を見に行けない方のベッドまで行って数曲演奏をさせてもらったこともありました。私の十八番の「女歌メドレー」の中の「花嫁人形」を演奏している時、聴いていた寝たきりのおばあちゃんの閉じた目から、たくさんの涙が溢れ流れるのを見たときは、私のボランティア活動の意義を改めて感じることが出来た気がします。演奏終了後、感謝の意を表し差し伸べてくれたおばあちゃんの手の柔らかさは一生忘れないと思います。
 

(これからの目標)
異年齢の人々と一緒に歌が歌えることの素晴らしさをいつも感じていると、「今の時代、老若男女が一緒に歌える歌ってあるのかな?」と考えさせられることがよくあります。童謡・唱歌の歌詞に残された「日本の原風景」を、何とか次世代の人々に引き継がなくてはならないと強く感じています。また、「持てさえすれば気軽に演奏に挑戦できる」ユニバーサルデザイン性に優れた「パンフルート」という楽器の存在とその音色の素晴らしさをひとりでも多くの人に知ってもらうため、活動の範囲を更に広げていきたいと考えています。


《活動内容》
@ 「パンフルート」の演奏&歌唱リーダー活動
A 「パンフルート」の手作り&演奏体験教室
B 『備前の風』製作・販売
B カヌー(リバーカヤック)体験教室

この記事へのコメント
 先ほどテレビを拝見しました。
おなじ方ではと思いメールします。

 ホームページを読み大活躍の様子が
良く分かりました。
これからもがんばって下さい。
Posted by 山際英康 at 2007年02月25日 10:10
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ユニバーサルデザイン
Excerpt: ユニバーサルデザインのカヌー製品化プロジェクト
Weblog: Da Iki Va'a Project || ダ・イキ・ヴァア・プロジェクト アウトリガーカヌーのデザイン、製造、販売
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