今日の夜は、岡山市の撫川(なつかわ)城址公園芝生広場で、「第2回吉備・陵南まちかど博物館 前夜祭」のステージでパンフルートの演奏を披露させてもらった。前夜の雨で、心配していたが、天候は何とか雨なしで開催できた。しかし、寒風が…強くて、演奏していた私も少々寒かったが、じっと座って聴いていらした、みなさんはもっと寒かったと思う。振る舞いの甘酒でなんとか暖を取りながら、最後までお付き合いいただいて、とっても感謝している。2部構成の間の休憩時間には、子ども達が私の周りにむらがって、みんな一生懸命パンフルートに挑戦してくれた。ほとんどの子が一発で音を出せて…この子達が今からパンフルートを習ったら、大人になるころには、みんなかなりのスペシャリストになるぞ、と率直に感じた。1部は子供向け2部は大人向けの演奏。1部の演奏では、子ども達の大合唱(「散歩」や「ドラえもん」)も聴けて、とっても楽しかった。
 なかに、ひとりとても会場を盛り上げてくれる子どもがいた。2部の「川の流れのように」の時など、演奏に合わせて踊り出すくらいである。私の子どものころと、行いがそっくりで何だか「子供のころの自分を見ている」ようで、不思議な感じがした。聞けば、その男の子(小5)は「ドジョウすくい」の前日本チャンピオンとのこと、今年は惜しくも2位とのこと。音楽を聴けば、勝手に身体が踊り出してしまう、天性の才を持っているのだろう。そう言えば、子どものころ大好きで憧れたマンガに「いなかっぺ大将」というのがあり、主人公の「風大左衛門(かぜだいざえもん)」も、音楽を聴くと、勝手に踊り出して止められない子どもだったよなー。
 暗闇の中に数多くの灯篭が灯りを燈す、幻想的で、懐かしい雰囲気の中、みなさんと楽しい時間を過ごせたことが何より嬉しかった。
 演奏終了後、係の方から締めのあいさつをいただき「演奏もさることながら、歌が非常にうまいことに驚きました。」とまで言っていただいた。私のステージは「パンフルートと歌とおしゃべり」の3要素で成り立っているが、どうやらそのバランスは絶妙に良いそうである。やってる本人は、なかなかわからないものなのであるが…。
 よくステージで「来年の紅白目指します!!」といって、みなさんを笑わせていたが、まじで出演を目指してみようかと一瞬思ってしまった。でも待て、持ち歌がないじゃないか。でもでも待て、由紀さおり&安田… 大サーカス?、もとい、安田祥子姉妹は、童謡の歌唱で紅白に出場していた記憶があるぞ。一生懸命頑張れば、いつかは紅白に出られるかも。それって両親には最高の恩返しかもしれないぞ。「男対女」なんて言うよりも「西日本対東日本」とか「若年対中高年」なんかの方が今は楽しめるような気がする。紅白には思うところがいろいろあるが、明日の出演もあるので今日はこのくらいにしておくとしよう。