今夜は8:30に工房にお客様が来る。私のパンフルートを「お友達の誕生日プレゼントにしたい」と注文くださった女性が、お友達を連れてくるとのこと。そのお友達は男性で幼馴染とのこと。私よりもほんの少し年上の人達だが、今でも誕生日のプレゼントをあげ合っている関係、幼・小・中のころの友達とはすっかり縁の離れた私にとって、本当に・ましい限りである。何物にも替え難い、人生の宝物のようにも思う。友達の男性は、この日実物の『備前の風』を見るのがはじめてである。吹き方を簡単に説明すると、要領よく音出しに成功されていた。デモ演奏で、二人のすぐそばで数曲演奏すると彼女は大喜び、お友達の男性は「歌う様に吹けるんですね」と驚き含んだ喜びの表情だった。談笑交えながらの楽器引渡しを終え、お支払いと共に「お菓子のお土産」までいただく。工房に来る女性はほとんどの方が、手土産を持ってきてくれる。女性の気配りはさすがだな―と思う。そのほとんどがお菓子関係で、「棚ぼた式」にうちの子供達の「お菓子環境」が、工房の公開や演奏活動の機会が増えるたびに「豪華になってきている」。まさに「おいしいとこを」持っていっている。
 それにしても、今日の女性の職業も看護婦さん。以前にも看護婦さんが買われている。先日、『備前の風』を買ってくださったのはお医者さん。1ヶ月ほど前に注文くださった方は牧師さんである。『備前の風』を
買おうとされる方の職業に「人の心や身体に係わった職業の人が多い」のはこの楽器の持つ様々な特徴によるところがあるかもなあ、とも思った。今月には、工房見学の問合せが数件はいてきている。嬉しい限りだ。縁が縁を呼んでどんどん広がっていく実感がある。来週の関西ストリートパフォーマンスツアーでも新しい良縁がいっぱいできますように。