今日は香川県の直島で開催された「きらめき音楽会」に参加させてもらった。今年で6回目とのこと。直島中学校音楽部の「こんぺい糖のおどり&マーチ」から始まり、学生達の演奏から、小学校・中学校の先生たちの演奏、社会人の方や中には、おまわりさんも演奏に参加されるなど、島を挙げての音楽祭であった。それがどれも本格的な演奏で、正直びっくりさせられた。クラシックや声楽からビッグバンド・ジャズまで、実にバラエティに富んだ内容であった。
 11月に出店した「ベネッセ・アートマーケット曼荼羅市」が縁で、今回お呼ばれしたのである。来年の出演依頼を受けていたのだが、今回プログラムの中に何とか私の時間を設けてくれて、パンフルートのソロ演奏を披露させてもらった。本格的なホールが会場で、スポットライトを浴びての演奏となった。逆光で観客の皆さんの表情が見えないため、会場とのやり取りを得意とする私にとって、少々トークがやりにくかったが、実に良い経験になった。
 ベートーベンのピアノソナタ「悲愴」を弾く教育委員会の女性の方の演奏には、惚れ惚れしてしまった。「あー、こんな人と競演できたら、私ももっと幅広いジャンルの曲に挑戦できるんだろうなー。」としみじみ感じてしまった。
 「直島はアートの島」という一般的な観光イメージがあるが、音楽の島でもあるなと感じることができた一日であった。来年の出演の際には、いつものスタイルで、会場と一緒に歌う曲なども何曲か用意してみることにしよう。それから、新年早々には四国本島での初ステージが実現する可能性も、実はあり楽しみである。決定次第お知らせしたいと思う。