今日、香川県まんのう町の「ママハウス」という、周りはのどかな茶畑が広がる丘陵地にある、居心地の良い素敵なログハウスで、昼夜計2回のコンサートを行わせていただいた。主催のHさんの声かけのおかげで、2回ともお客様がいっぱいいらっしゃてくださった。
 演奏スペースの横には、120万はするであろう、大型暖炉ストーブがあり、暖かなオレンジの炎の光をはなっていた。計三時間のコンサートの予定であったが結局4時間くらい演奏してしまったようである。
 前半は童謡唱歌を中心に懐かしい曲を楽しんでもらい、後半では、クラシックやアニメソングまで、最後は歌声喫茶のように、パンフルートに合わせて会場みんなで、大合唱をして楽しんだ。聴けば、四国では歌声喫茶を行っているところはあまりないようであり、伴奏楽器があれば、ここで本当に歌声喫茶ができるねという話が出たくらいであった。そして最後の曲は、Hさんからリクエストいただいていた「千の風になって」を前半は歌い、後半はパンフルートで演奏した。
 この曲はオリジナルキーがホ長調なので、スペアーのパンフルートをホ長調に移調して演奏をした。私のようにまだキャリアの浅い奏者は、半音がたくさん出てくる曲の場合、比較的簡単に移調ができる、『備前の風』は重宝な楽器である。(宣伝でした)
 老若男女(子供さんもいた)のお客様の構成で、選曲が少々難しかったが、笑いあり・ほろりとするシーンもあり、アットホームな雰囲気の中、楽しい時間をみなさんと共有できた様に思った。
演奏終了後、パンフルートに挑戦したい方が集まり、験し吹きにチャレンジ、結局のところ、なんと『備前の風』の注文がその場で8本も入ったのである。こんなの初めて!!
 それにしてもパンフルート一本でよくもまあワンマンショーのように、できるものであるなーと、自分のことながら感心してしまう。とても不思議な気分である。でも、一説には、私のステージは「パンフルート漫談」に近いものがあるという声も上がっている様である。ま、それはそれで私の個性として受けとめておきましょう。
 何はともあれ、「目指せ紅白歌合戦!NHKホールとテレビを見ている全国のみなさんと全員でパンフルートに合わせて童謡唱歌を歌おう」なのである。なぜかは、わたしのコンサートをご覧になった方は、わかりますよねー。…である。
 それにしても、ステージ前に食べた(2回)讃岐うどんは、やっぱり本当にうまかったのである。今回の演奏はうどんパワーによるものなのである。