総社市を流れる「岡山三大河川」のひとつ、高梁川(たかはしがわ)河川敷、「そうじゃ水辺の楽校にて、キャンドルナイトコンサートを実施した。前半は詩人の方の語りと地元劇団の方の語りと歌で総社に残る鬼(温羅=「うら」という)伝説をモチーフにした、朗読劇を披露。後半が『備前の風』の演奏という構成であった。河川敷に置かれた、無数のキャンドルの灯り、その灯りに囲まれる様にステージは組まれており、幻想的な雰囲気の中で、お客様には劇と音楽を楽しんでいただいた。
 この日のステージから身につけるようにした木製アクセサリー「パンフルート」。実は直島で知り合った高松市の家具職人の方に、特注で作っていただいたのである。生れて初めて、アクセサリーを身につけての演奏になった。大河を背に、夕闇の中、ロウソクと松明の灯りのもと、木を身につけ、竹を吹く… 何だか仙人になった気分である。アクセサリーは近日HPで公開しようと思う。
 ステージ終了後、聞いた話によると、客席に総社市の市長さんも来られていたとのこと。パンフルートの音色を大変喜んでくださったとのことである。また、HPの告知をご覧になって、会場にお越しくださった方もあり、嬉しい限りである。川のそばでの演奏を経験したので、今度は標高の高い山の上や、深い森の中や、洞窟でのコンサートに挑戦してみたいとも思う。深海は無理か…