縁が縁を呼んで、10月31日、県北の大きな病院でマタニティコンサートをさせていただいた。最前列に入院中の妊婦の方と、生まれたばかりの赤ちゃんを抱かれたお母さんたちが座られている。後列にはこの病院でお子さんを出産されたOG(?)の方々とたくさんのちびっこたち、そして中高年の女性の方も多くいらした。大人の男性は院長先生と理事長先生くらいで、初めて体験するお客様の構成内容であった。
病棟の廊下に隣接した、普段は談話スペースに使われているであろう場所に椅子を並べたコンサート会場。最前列の人に手が届くくらいの距離感での演奏となり、いつものコンサートとはかなり様子の違った状況ではあった。でもみなさん、パンフルートのソロ演奏だけなのに音楽をとても楽しんでくださっていた。なによりも、たくさんの方が笛に合わせて、歌うことも楽しんでくださったのがうれしかった。即席ではあるが、すばらしい女性合唱団の誕生であった。予定の1時間もあっという間に過ぎてしまい…。アンコールに「アメージング・グレース」を演奏すると、ちびっこが「あっ、知っとる!!」と小声で言ってくれたのが、またうれしかった。
私は男なので、実感はないが… 出産前の不安な気持ち「マタニティ・ブルー」がパンフルートの音色と私の漫談(?)で少しでも和らぐのであれば…新境地ではあるが、この方面での活動も展開して行こうかなとも思ったのであった。
 そして、この日は偶然にも「ハロウィン」である。帰りの私の車の中には、大きな袋いっぱいのお菓子が積まれていたのであった。
 夜は工房でパンフルートのレッスンが入っていた。受講生は女性2人。お一人がお菓子を、もうお一人が蒜山の野菜(大きな白菜と紫色のカブ)をお土産に持って来てくださった。重なる時は重なるものである。
 こういったお土産も我が家には貴重な食料なのである。みなさんに感謝!!