今日は岡山の後楽園の開園記念日。入場無料で、園内では神楽や昔遊び体験や、様々な催しが開催されていた。私は観光ボランティアをされているYさんから誘われて、紙芝居にパンフルートの生演奏をつける体験をさせていただいた。紙芝居は後楽園に江戸時代から飼われている、鶴の「タンチョウ」の物語であった。ストーリーも絵も紙芝居を仕込む木の枠(舞台という)も拍子木も全部、観光ボランティアの皆さんの手作りであった。
当初は1時間半おきの5回公演を予定されていたが、あまりの盛況振りに結局この日、9回紙芝居を上演したのであった。1回の紙芝居が約15分。読み手が毎回変わり、アドリブも入ってくるので、音楽を付ける時間は毎回変わるのである。それを先読みして、セリフが終わるころにちょうど音楽が終わるよう、即興でメロディを加えたり、アレンジしたり… 演奏した曲の半分以上がオリジナルで、初期の紙芝居練習に参加して即興で付けたメロディをまとめ上げたものである。それにしても昼食休憩以外はほとんどインターバルなしの、連続公演。お客様が帰られて、すぐ次の回のお客様が入ってくるようなこともあった。お客様はまさに老若男女、1回のお客様の人数は30人以上。
いやあ、本当に忙しかった…思いのほか体力を使ったか?というよりも神経が疲れたという感じである。でもまた一つ、新しい体験がで出来た。今年の夏には、後楽園の幻想庭園のステージが踏めたらいいな。