昨日、期待の企画がひとつ決定した。5月3日夜、倉敷美観地区で行われる「かぐや姫ストーリー(実際の企画名をまだ良く知らないものでとりあえずこう名づけた)」十二単をまとった美女を幻想的に演出して(実際に川面を和舟で静静と移動したりもするらしい)、かぐや姫の物語をイメージで展開していくという大規模なプロジェクトのようである。ゴールデンウィークの美観地区近辺は、様々なジャンルの音楽を中心に、各所でイベントが展開されるようになって久しい。これを目当てに県外からも多数の観光客が集まっている。その中の1プロジェクトにパンフルート奏者として参加することになったのである。期待の企画と書いたのは、琴奏者とのジョイントを企画会社の人にリクエストしておいたのだが、その方が決まったのである。岡山県在住の筝曲演奏家「山路美保」さんに決まったのである。東京芸大出身の若き演奏家、しかしすでにNHKの仕事を東京でされたり、様々なジャンルのミュージシャンとコラボしたりと、HPを拝見してその活躍の幅に驚かされたのであった。来週、山路さんと初顔合わせする。どんな曲が生まれるか、どんなパフォーマンスになるか、今から楽しみである。
話変わって、私の演奏を収録したCD。かなり発売が遅れそうな気配である。詳しくはここでは触れないが、私としては1月末にそのCDを引っさげて渋谷のNHKラジオセンター殴り込み!!(物騒な表現になってしまった)といきたかったのである。1月9日にNHKラジオの全国放送「わくわくラジオ」電話出演できたことを弾みに、東京進出をあわよくば考えていたのである。それがどうしたことか、たのみのCDが待てど暮らせど完成しないのである。困った、非常に困った。NHK出演のため状況が決まれば、大手新聞社や雑誌などのメディアにPR活動を展開したかったのだが… CDができないことにはアポもとりづらいのである。
そこで私は決断した。「CDが手元になくても、東京に行こう。そして浅草や巣鴨、新宿や六本木ヒルズなどでガンガンにストリートパフォーマンスをやってこよう。」まず東京のひとたちに私の存在を知ってもらおう。そうすれば何かが動き出すかもしれない。
まったくの無所属で、一人ぼっちの活動だからこんな方法しかないのか?岡山では少しは知名度の出てきた存在にはなりつつあるが、こんなやり方に抵抗はないのか?答えは「ない」である。「お父ちゃんは、なりふり構わず頑張るのである。」
路上パフォーマンスでも「千の風になって」を歌とパンフルートでお送りしようと思う。果して『備前の風』は大都会東京でも吹き渡ることが出来るのか、東京の人達の心にも私の笛の音は響くのか… ある意味、今年の重要な出来事となるかもしれない。