10月に入って、結構忙しい。
 10月1日は地元FM局で、朗読番組のBGMとしてパンフルートのソロ演奏を録音してもらった。
 4日は「パンフルートの手作り体験教室」を実施。小中学生約30名が挑戦。はじめの1時間は「パンフルートの歴史や楽器の構造の説明」と「デモンストレーション演奏」と「1オクターブの簡単パンフルートの製作手順説明」。その後、3時間かけて「1オクターブのマイパンフルート作り」に挑戦。最後には「かえるの合唱」に挑戦。今回のグループは頑張って、輪唱にも挑戦した。来年は大量に女竹を購入して、全国あちこちで「パンフルート手作り教室」を実施していきたい。
 7日は某医療機関の患者さんの保護者会で演奏させていただいた。司会の方が「この会で音楽の演奏をしていただくのは初めてですが、みなさんがこんなに笑顔でいらっしゃるのも初めてです。」と言ってくださったのは嬉しかった。
 8日、ここ1週間は「手作り教室」の竹の下準備もあって忙しく、夏ばてをずっと引きずっていたようなところもあり、とうとう夕方には寝こんでしまった。節々の痛みと38℃近い熱、どうも風邪のようである。9日から四日間連続で演奏が入っているのに…休む訳にはいかない。
 9日朝一番に病院に行く。その足で岡山市役所に移動。この日、市役所の一階ロビーで始まる「DV(ドメスティック・バイオレンス)の防止を啓発するパネル展」のオープニングセレモニーでの演奏のをひき受けていたのである。午後からは全日空ホテルで演奏会場の下見と打合せを行った。正面玄関入ってすぐのロビーにCA(キャビンアテンダント)の人が数人出かけようとしているのを目撃して「おぉ、これぞ全日空ホテルならではの光景」と妙に感動してしまった。
 10日は地元の中高年の集まりでの演奏。お昼にいただいた「ぼた餅」(会場近辺の人達は「おぼた」と呼んでいるそうである。)うっかりCDの宣伝をし忘れてしまった。
 11日は山陽新聞本社「さん太ホール」前で、私が所属する「ヴォイス・パフォーマンス」による、桃太郎と岡山の観光をミックスした「替え歌的音楽劇」のようなステージを20分披露するのに参加した。最近、私の歌が評価されることが多いのだが、それもこれもこの「ヴォイス・パフォーマンス」に参加するようになってからの変化といっても過言ではない。その変化は、パンフルートの演奏の「表現」にも大きな影響を与えてくれている。
 12日は岡山市北部の足守(あしもり)にある「足守プラザ」の敷地内にある、「もともと米蔵だった」建物を大々的にリフォームして完成した「米蔵ギャラリー」でコンサートを行った。最近あちこちの会場で、「以前演奏を聴かせてもらったが、とっても良かったのでまた聴きに来ました。」という人に良く会うようになってきた。ファンクラブでも作ろうか?  さて、足守といえば「適塾」を開いた緒方洪庵(おがたこうあん)の生誕の地なのである。武家屋敷や、はたまた大きな商家が軒を連ねる町家も保存されており、のんびり散策するには最高のところである。何より嬉しいのは観光客に溢れかえっていないところである。しかし19日の「足守メロン祭り」の際にはきっと大勢の買い物客であふれることだろう。
 ところで、来月は「出張の嵐」である。大阪、茨城、東京、徳島、鳥取、広島… パンフルート手作り教室も11月には二度入っているし、下準備もあるし、竹の仕入れで九州にも行かなくてはならないだろう。 でも、パンフルートで忙しく入られることに感謝である。