ずいぶんご無沙汰してしまった。久々のブログである。四月に入ってからの活動を自分なりに振り返ってみることにしよう。四日は私の母校岡山朝日高校で行われた桜花祭(おうかさい)という記念植樹の行事で演奏させてもらった。懐かしい大講堂が演奏会場である。高校時代、文化祭でこの舞台でハードロックバンドのヴォーカルをやったのを思い出す。その頃抱いていたミュージシャンへの淡い憧れが、今パンフルート演奏家として夢が実現しているのである。感慨深い思いで演奏させてもらった。十二日は神社でのコンサート、このコンサートは強烈な印象で私の記憶に残るコンサートとなった。演奏は神社の本殿で行う予定なのだが、本殿の中で聴いてくださる方と同じくらいの人数の方が本殿の外、境内に設けたふたはりの大型テントのしたで聴いてくださることになったのである。しかし本殿の戸口はそんなに広いものではなく、演奏予定の本殿奥の場所だと全く外の方を見ることが出来ず、つまりは外のテントで聴かれている方たちは私の姿をまったく見ることが出来なく
なってしまうのである。私の予想の三倍近い百五十人ほどの方が、いらしてくださったのであった。だから予定を変更して本殿の戸口近くで演奏することとした。私の前には外のお客様、後ろには本殿のお客様、つまりはサンドイッチされた形で一時間半のコンサートをパンフルートのソロのみでおこなったのである。しかし私には歌としゃべりという強い味方がいるので、コンサートはとても楽しいものとなった。
その日の夜は倉敷の阿知神社で行われたアメリカのヒーリング系のシンガーで私の大好きなスーザンオズボーンさんのコンサートを見に行った。コンサートは境内にステージを組んだ屋外コンサートである。「ガイアシンフォニー」という映画で彼女のことを知ったのは、十五年以上前のことである。いつか彼女の歌声を生で聴きたいと思っていたのが、実現したのである。彼女はただ今、ジャパンツアー中である。是非とも多くの方に彼女の歌声を感じてほしいものである。耳ではなく心で、魂で聴く歌声とはまさに彼女の歌声のことをいうのだと思う。この日は神社尽くしの一日となった。
そして今月から、山陽新聞カルチャープラザでパンフルート教室をスタートさせた。生徒はまだ、たったひとりだが、こつこつと頑張っていればきっと増えていくだろう。ちなみに生徒さんは、私の両親の世代の女性の方である。レッスンで使っている韓国製のパンフルートは、とても音が出しやすく、一時間ほどの練習でカエルの合唱が吹けるようになってしまったのである。ちなみに私の最新のレパートリーは「子象の行進」「G線上のアリア」「愛の挨拶」「荒城の月」などなど。これらの曲は、五月三十一日、六月十四日、六月二十八日のコンサートで、披露出来ると思う。現在練習中なのが「リベルタンゴ」である。これは五月四日の「おかやま蘭の祭典」で、箏演奏家の山路さんと演奏する予定である。

明日から二日間は広島で演奏である。韓国パンフルートの販売もぼちぼち。

でもまだまだ腕を磨きたい・・・手応えはかなりのものを感じてはいるが・・・