これはちょっとした事件である。久々の「風の音日記」記載であるが、R15のことを書こうと思う。
Rシリーズは備前の風の新しいシリーズで今年の夏から発売を始めた。管どうしの接触面を平らに削るという工程を省くことで、比較的短時間で作ることが出来るパンフルートのシリーズである。その15管もの(2オクターブ)がびっくりするような売れ方なのである。
コンサート会場でも売れ、インターネットでも全国から注文が入り、それにCDを買われたばかりのお客様からも追加注文が入ったりと、ここ2ヶ月で20本はR15の注文が入ったのではないか。
その最大の原因は価格にあると思われる。よく演奏される音域であり、初心者でも音を出しやすいGからGの2オクターブの「備前の風」が9450円、1万円弱で買えるというのが「お試し」心に火をつけるのかもしれない。おかげで、R15の注文がたまってきだしている。
このペースで注文が入ってしまうと、数年前の「注文が何十本もたまってしまった」あのパニック状態(大袈裟か)になってしまわないかと、少々心配にもなるが、ともかく心を込めて作って作って作りつづけるのである。来月から出張の連続になる。特に下旬には1週間の九州出張が待っている。福岡でのレストランコンサートと大分県での「竹取」がメインの出張になる。何人もの方に「ブログの日記が夏から途絶えているので、今井さんに何かあったのでしょうか?」と、心配のメールや連絡をいただいてしまった。「みなさま!今井は元気に竹を吹き、パンフルートを作り続けてます。」ご安心を!