23日、山陽新聞社(岡山県の最大手地場新聞)本社1Fの「さん太ホール」で岡山韓国商工会議所の記念事業として、蓮池薫さんの講演会が行われた。オープニングアクトとして、日本の詩と蓮池さんが翻訳した韓国の詩をフリーアナウンサーの森田恵子さんが朗読、それに私のパンフルートと西村一穂さんのピアノで音楽を入れるというステージを披露した。「いのち」や「平和」をテーマにした詩を、森田さんが優しくもゆったりとした朗読で表現、そこに空気に漂うかのように私たちの音楽が共存していた。実に中身の濃い時間を過ごしたように思う。

普段の私のコンサートスタイルは、観客とのやり取りなど、トークがかなりの割合を占めているのであるが、今回は一言もしゃべらず、おまけに私はステージの中央近くに立ったため、森田さんの朗読中にも目立ってはいけないため、ほとんど動かず、気配を消していなければならない。今回演奏したすべての曲(韓国や日本の曲)が私にとっては新曲になるので、その緊張感もあるし・・・。終了後はどっと疲れたのであった。実に濃密な数十分であった。

蓮池さんにもごあいさつができ、私のCDをプレゼントさせていただいた。テレビなどで拝見した印象よりも大きなひとであった。そして講演内容をお聴きしていると、聡明でいてなおかつフランクな方だなと、強い印象を受けた。あらためて「何気ない日常」が送れることの大切さ、それを持続させる意義を強く感じるのである。

それにしても、今回のステージは、このままパッケージにして全国を回れるのではないか?・・・なんてつい思ってしまうのである。

さてさて、トップページではまだ発表してないが、私の出没予定が段々と決まってきている。ちょっとした速報風に。

3月25日の昼間、もしかすると東京の新宿でコンサートを行うかもしれない。

4月17日、今年も広島県の三倉岳で行われる「マチュピチュ・エン・ハポン」に出演。

4月23日には山口市で演奏。

5月4日ゴールデンウィーク中である。鳥取県の氷ノ山にある「響の森」という大人も子供も楽しめる(説明が難しいのでHPを見てください)施設で、パンフルートコンサートとパンフルート手作り体験教室を実施予定。これは今年の重大ニュースに入るかも。

5月14.15日倉敷市の芸文館前の広場で行われる「フィールド・オブ・クラフト」という全国のクラフト作家さんが出店やワークショップをされる大きな行事に、「パンフルート手作り体験ワークショップ」と「パンフルート・ストリート・パフォーマンス」を行うと予定中。

今週末の30日(日)には大阪弁天町のORC200で行われる、インドアの大きなフリーマーケットに出店予定である。

今年も全国の多くの人との出会いが、楽しみである。吹いて作って、作って吹いて・・・なのである。